熱狂的野球ファンが綴る!ベースボールの魅力

人生哲学へも通じるアマ野球選手の引き際

多くの人が夢を叶えたいと思い、夢に向かって挑戦し、夢を叶える人もいる。
けれども、ほとんどの人は、自分の成りたかった自分には成れずに、
どこかで一線を引いて夢を諦め生きていく。

 

野球の世界も同じで、子どもの頃から野球を始め、
プロ野球に入れる人材は万に一人の可能性といったところだろう。
それでも、プロ野球を愛している以上、野球を続けたいという気持ちは
絶えずあるもので、高校・大学を卒業した後でも、夢を叶えたいと思

 

い続けている選手は多いのである。
最近、そんな選手のために多くの独立リーグが全国各地に出来ている。

 

もちろん、プロ選手扱いではないので月給も10万円ほど。
しかも、シーズン中のみの収入である。

 

それでも、夢を叶えられる場所として入団テストを受けに来る選手は多いが、
彼らの多くもある思いを自覚をもって入団している。ある思いとは、
そこは夢を叶えられる可能性のある場所であると同時に、
夢を諦める可能性のある場所でもあるという思いだ。

 

毎年、ドラフト会議にかかる選手の人数は、新卒の選手や社会人の選手を中
心におおよそ決まっている。その中にあって、独立リーグ出身の選手が入り
込む余地はさらに狭き門だ。

 

グランドの掃除ですら自分たちで手伝わなければいけないし、
シーズンオフは当然アルバイトをしないと食べていけない。

 

それでも、プロ野球選手になる夢にしがみつくのは彼ら自身の思いに、
金銭の工面で負担をかけている親や期待をかけてくれる周囲の人々
の思いが加わっているからだろう。

 

「人に道を決められたという思いは後から後悔する。
自分で決めて自分で責任を持つと、その後の人生も前を向いて歩いて行ける」
ある独立リーグの経営者の言葉だが、
彼自身、親に示された道を歩んで後悔しているからこそ、選
手には後悔しないで出し尽くして欲しいという思いが溢れている。