熱狂的野球ファンが綴る!ベースボールの魅力

悲運の大エース、斎藤和巳

斎藤和巳投手は1996年から2010年にかけてダイエー、
ソフトバンクで活躍した投手です。

 

しかしその選手生活の大半はケガとの闘いでした。
輝いた期間は短かったかもしれませんが、ホークスを優勝に導いた、
一球入魂のピッチングスタイルに感動したファンも多いのではないでしょうか。
ホークスファンの私もその一人です。

 

通算成績としては79勝と、大投手とは言えないかもしれませんが、
福岡移転後のホークスとしては最高のエースだったと言えます。

 

日本一になった2003年とペナントレースを一位通過した2006年に最多勝に輝いています。
記憶に残っているのはやはり2006年のプレーオフでしょう。

 

日本ハムとの第二ステージ第二戦に先発し、相手の八木投手との投手戦の末、
完投を果たしますがサヨナラ負けを喫しました。

 

そのときマウンドで泣き崩れ、両脇を抱えられながらベンチに下がる姿に
胸が熱くなりました。あのときはペナントレースで1位になっても日本シリー
ズに出られない年が続いて、本当に悔しくて辛かったですし、
プレーオフなんかなくなってしまえばいいのにと心底思いました。
しかし、それも今ではいい思い出です。

 

ホークスがペナントレースで優勝し、
クライマックスシリーズに進出する度に2006年の斎藤投手を思い出しますが、
あのときの思い出があるからこそ、より一層応援に熱が入るのだと思います。

 

 野球通の方の中で、斎藤投手の評価が分かれるのは十分承知しております。
選手生活の半分以上をケガに泣かされ、二軍で過ごした選手ですし、
ピッチングスタイル自体も、クレバーというよりは、
一球一球に気持ちを込めて投げるので、
肩に負担をかけるようなものだったことは否めません。

 

本人も「この一球で抑えられるのなら、
この肩が壊れてもいい」と言っているくらいです。
プロは試合に出てなんぼですし、ケガをすればファンの期待に応えることもできません。

 

そういった意味で彼の投球スタイルや考え方に、
プロとしての疑問符を抱く方もいるかもしれません。

 

私自身、そういう気持ちがないとはいえませんでしたから。
しかし、これも一つのスタイルだと今は思っていますし、
今の強いホークスがあるのも、あのプレーオフがあるからだとも思っています。