熱狂的野球ファンが綴る!ベースボールの魅力

稀代のスーパーキャッチャー、城島健司

日本プロ野球歴代最高のキャッチャーは誰か。この手の話題はいつも熱い議論を巻き起こします。
野村克也、古田敦也、そして城島健司。この三人がいつも候補として挙げられます。
野村さんも古田さんも素晴らしい選手ですので、私はこの中でナンバー1を決めることはできません。
ただ、個人的に一番好きなキャッチャーだったのは、城島選手です。

 

 ホークスファンだったということもありますが、それ以上に日本人キャッチャーとして初めて
メジャーリーグに挑戦した功績を挙げたいです。
城島選手は2005年のオフにソフトバンクからFAでマリナーズに入団しました。ひと昔前までは、
日本人キャッチャーがメジャーで通用するなんて考えられない時代でしたし、そういった意味で城
島選手は野茂投手やイチロー選手と同じくらいの開拓者だと思うのです。ただメジャー契約をし
たというだけならその功績に疑問符がつくかもしれませんが、メジャー二年目の2007年にはメジャ
ー最高の盗塁阻止率をマークしています。イチローのバックホームを城島がキャッチして捕殺する
場面などには本当に熱狂しました。

 

メジャーにいた4年間でバッティングでは3割に届いたシーズンはありませんが、キャッチャーというポ
ジションを考えれば、メジャー通算2割6分8厘という打率は立派だと思います。

 

私が彼を好きな理由の1つに、自分が球を受けるピッチャーに対する真摯な姿勢があります。
かつてテレビのインタビューで、「キャッチャーは自分がピッチャーに対して出す全てのサインに対
して、なぜそのサインを出したのか理由を説明できなければいけない。ピッチャーだって生活が
かかっているんですから」と言っていたのを見たことがありますし、2012年の引退会見の際にも
「一番の思い出は?」との質問に、「チームが競った状況でないときも、チームのため、明日の試
合のために一生懸命に投げてくれたピッチャーたちに感謝したい」と、敗戦処理投手たちに感
謝の言葉を述べました。

 

現在の日本球界にはそんなスケールの大きなキャッチャーは存在していません。
城島の再来を私は願っています。