熱狂的野球ファンが綴る!ベースボールの魅力

落合博満。この男が野球に哲学と美と楽しさを持ち込んだ!

落合博満。私はこの一人の野球選手から学んだ事がたくさんある。
男の生き方であり、野球の美しさであり、ゲームの楽しさである。
落合の野球に対する姿勢には、必ず理論がありその理論を野球のゲームの中で楽しく、
そして面白く感動的に見せてくれるのだ。まさにドラマなのである。

 

落合が東尾投手と対戦した時、東尾から頭部にデッドボールをぶつけられる。
落合はその投球に対して怒ったり文句を言ったりしない。
落合の頭の中には、野球とはそういうものだという考えがあるのだ。

 

そして再び東尾と対戦した時、ピッチャー強襲のライナーを東尾の身体にぶつけているのだ。
お返しである。東尾も「やられた!」という顔をして笑顔さえ見せるのだ。

 

もちろん落合も「なめんなよ!」という表情を見せる。これが男と男の戦いなのだ。

 

だから見ている観客も笑ってしまうし感動もしてしまうのだ。
落合と野茂投手の対戦も素晴らしい。オールスター戦で二人は激突した。
その年のオールスターはパには野茂、セには与田という新人のスター投手がいた。

 

二人の先発で試合が始まった。与田はストッパーであるから、先発は緊張したのかもしれない。
パの打者に打たれて失点してしまう。与田は落合と同じ中日の選手である。

 

落合が野茂との対戦で打席に立った時、落合は考えていたそうだ。
与田が打たれたから、目の前にいる野茂も打たれなければならない。

 

もちろん打ち砕くのは自分だと決めていた。
野茂は真っ向勝負で、当時は野茂の投球は背面投げとかトルネード投法とか呼ばれていた。
背中を落合に見せて渾身のストレートを落合に投げた。

 

落合は肘をたたんで内角の球をレフトスタンドへ運んだ。
ホームランである。

 

落合は言った「これで二人とも賞は貰えないな」なんともかっこいい男である。
そして野球の凄さとドラマを見せてくれたのが、斉藤との戦いである。

 

巨人と中日の試合で野球の魅力が爆発した。
9回まで斉藤はノーヒットノーランである。そして落合との対戦である。
なんと落合は斉藤の球を逆方向、ライトスタンドにサヨナラ逆転3ランを打ち込んだのだ。
劇的なラストシーンを観客は感動して、そして驚きのドラマを体験したのだ。

 

落合の生き方には人を感動させる物語がいつも漂っている。